コール・キルシェ

団員募集中

《団員募集中》
コール・キルシェでは合唱団員を随時募集しています。私達の演奏を聴いて、一緒に歌ってみたいなと思った方は一度練習の様子を覗きに来てください。

  • 練習日 毎週水曜日19:00~21:00
  • 練習場所 
      名古屋芸術大学アートスクエア
  • 会費 一般:3,000円/月
第11回演奏会
2024年7月14日(日)
無事終了しました。
次回の演奏会
2026年2月22日

風と光をつれて

工藤直子:詩 木下牧子:作曲

楽曲について
工藤直子詩、木下牧子作曲。音楽之友社「教育音楽」に発表してきた3曲「秋のまんなかで」「あいたくて」「はじまり」を混声三部合唱から四部にアレンジし、新たにこの企画のために書き下ろした「いっしょに」「雨」の2曲を加えて、曲集にまとめたものである。
合唱曲ト書より

個性豊かな曲たち
演奏上の注意点

いっしょに
5曲中唯一の無伴奏作品。縦の響きをよく聴き合いながら、しかし音楽は縦割れにならないようフレーズの流れを考えて。ゆったりとした「癒し」の音楽なので、あたたかい声で歌ってほしい。特に再現部のビアニッシモは美しいハーモニーで。

秋のまんなかで
16分音符や3連符の動きが多いが、歌詞をしっかり発音しようといそぐと、せかせかしたぶつ切れな感じになりやすいので、あせらず、レガートに歌ってください。フレーズが長いので、大きい流れを感じることがポイント。どうしてもせかせかしてしまうときは、テンポを少し落としても構わない。


四声別々な動きをする出だし4小節と、最後の68〜71小節は、入りのタイミングとピッチを決めるのが大変かもしれない。特に出だしのPPはこわいだろうが、PPを意識し過ぎると音楽が萎縮するおそれがあるので、丁寧に、柔らかく歌ってみてください。全体に繊細な、透明感のあるハーモニーで。この曲もフレーズが長いので、緊張の持続が課題となる。25〜31小節にかけての6小節間で、Pからfまでクレッシェンドしなくてはならないが、音域は以外と低めなので、音だけでなく気持ちを高揚させていく必要がある。

あいたくて
木下牧子の作品としては珍しく、最初の9小節がユニゾン。美しく、柔らかく歌っていただければ効果的。35〜39小節は、男声と女声が同型反復しながら盛り上げていく手法なのでmf→piumf→f→piuf→ffとドラマチックに盛り上げてください。

はじまり
出だしの無伴奏は、バスパートがDの保続音で支えるので、混声三部版よりずっと安定しやすいはず。深みのある響きがほしい。20小節からは、一転してアップテンポの情熱的な音楽となる。16分音符の動きはタイトに、しかしシラブルごとに分断しないようにフレーズは大きく流れてほしい。全体に骨太の作品だが、特に71〜84小節は堂々とした豊かなハーモニーが望まれる。

作詩者について

工藤直子 くどうなおこ
1935年11月2日生まれ 台湾嘉儀生まれ お茶の水女子大学中国文学科卒業。女性初のコピーライターとして活躍した後、詩人・童話作家に。野原の生き物や自然が躍動する詩集『のはらうた』は、日本中の子供たちに愛され、ロングセラーとなっている。(ウィキペディアより抜粋)
代表作
『てつがくのライオン』(1982年)、『こぶたはなこさんのおべんとう』(1983年)、『ともだちは海のにおい』(1984年)、『まるごと好きです』(1985年)、『おいで、もんしろ蝶』(1987年)、『密林-きれいなひょうの話』