コール・キルシェ

団員募集中

《団員募集中》
コール・キルシェでは合唱団員を随時募集しています。私達の演奏を聴いて、一緒に歌ってみたいなと思った方は一度練習の様子を覗きに来てください。

  • 練習日 毎週水曜日19:00~21:00
  • 練習場所 
      名古屋芸術大学アートスクエア
  • 会費 一般:3,000円/月

怪獣のバラード

楽曲について
岡田富美子作詞、東海林修作曲の歌。1972年6月4日、NHK総合の音楽番組「スタジオ101」のオリジナルソングとして発表された。(Wikipediaより)
合唱曲は橋本祥路と松下耕が編曲した混声三部合唱と東海林修が編曲した混声四部合唱がある。

怪獣とは
当時社会問題となっていた公害(ヘドロ問題など)を象徴したものだそうです。発表当時、映画でも「ゴジラ対ヘドラ」が上映されていた頃です。

音楽教材としても広く歌われている曲です
調べてみると、小学校の音楽、中学校の器楽の教材として今も取り上げられているようです。昭和~平成の初期の頃、中学1年生のクラス対抗の合唱コンクールの候補曲によく登場していました。

歌詞に込められた怪獣の心に触れたい

皆さんはどのように歌われますか
この曲に初めて対峙した頃は、ただ単純に、怪獣を取り巻く客観的な情景を生徒たちに歌わせる。つまり歌詞の上っ面を元気よく歌い上げればOK的な感じでした。時代は移ろい、30年が経過した令和の時代にどのように歌うか楽しみになりました。

海が見たい、人を愛したい
怪獣はいったい誰ですか?今では全く違ったものに解釈されるかなと思います。大人が歌うとするならば、怪獣の目線で内なる叫びを歌うのもありかと思います。

怪獣にも心があるのさ これは特異的な解釈ですが…
先日NHKドラマ10「しずかちゃんとパパ」のBSP再放送がNHK総合で2023年7月25日~9月12日に放送されました。第2話「聞こえない演奏会」2023年8月1日初回放送で、静が小学校2年生の学芸会で「怪獣のバラード」が歌われます。ここでの怪獣は静の父、純介とも受け取れる不思議な感覚でもありました。あくまでも個人的な解釈です。

「しずかちゃんとパパ」こんなお話です
 ヒロインの静は生まれつき聴覚障害のある父親、純介と2人暮らし。ろう者だった母親は、静が幼い頃に他界しました。父純介は写真館を営んでいます。耳の聞こえる静は幼い頃から純介の耳替わり、通訳替わりを務めてきました。
 純介は静の通う小学校にもアルバム写真の撮影にしばしば来ています。ある日純介がいつものように学校に撮影の仕事で学校に来ています。校庭で遊ぶ静を見つけて、純介は大声で「いずか~(静)‼」と叫んだのでした。その声を聴いた静のクラスメートは「お前の父ちゃん、なんか変。怪獣みたい…」と静をからかいました。純介はその様子を見て静に気まずい思いをさせたと思い、それからの純介は口話で声を出さなくなったのです。学芸会の日、音楽の授業で練習した「怪獣のバラード」が歌われます。純介も撮影の仕事を兼ねて学芸会に来ています。静は耳の聞こえない父親にも歌を聞いて貰おうと手話を使って一生懸命「怪獣のバラード」を歌うのでした。